先日、数量限定色の販売がはじまったシャープペン「オレンズネロ」を購入しました。
こんなに値段の高いシャープペンを購入したのは生まれて初めてで、想像以上の快適さと0.2mmの奥深い世界に感動しています。
この記事ではオレンズネロの概要や使い方、使い心地などの感想を書いていきます。
また、いろいろなイラストや文字を書いてペン先0.2mmを堪能してみました。
オレンズネロとは
ぺんてるが販売している「オレンズ」は、芯を出さずに書ける仕組み「オレンズシステム」のおかげで芯が折れないシャープペンです。
その中でも私が購入した「オレンズネロ」はオレンズの中で最も値段の高いラインナップで、書き始めのノック1回だけで書き続けられる「自動芯出し機構」が追加で搭載されています。
オレンズネロの芯の太さは2種類
オレンズネロの芯の太さは、0.3mmと0.2mmのふたつがあります。
両方とも一般的な0.5mmのシャープ芯よりかなり細いですが、オレンズシステムのおかげで芯が折れないのがウリになっています。
オレンズネロの値段
オレンズネロのお値段はなんと3,000円!
標準ラインナップのオレンズが約500円なので、おおよそ6倍です。

にに
生まれて初めてこんなに高級なシャープペンを買ったのですが、保証用のレシートが発行されたことにめちゃくちゃビビりました……。
オレンズネロの数量限定色2種類
オレンズネロのカラーラインナップは、基本的にブラックしかありません。
しかし、12月17日から数量限定色であるブルーブラック・ガンメタルの2色が販売開始されました。
以前からオレンズネロの評判はTwitterでよく見かけており、さらに限定色商法にも弱いためウッカリ買ってしまいました。
オレンズネロの使い方・注意点
オレンズシリーズはオレンズシステムなどの独特の機構をそなえているので、普通のシャープペンと使い方が違います。
公式サイトを必ずチェック
オレンズの中でも特に0.2mmは繊細で、使い方を理解していないと芯が折れたり本体ごと壊れてしまう可能性もあるんです。
使い始める前に、必ず公式サイトの解説を読んでくださいね。

にに
ガシガシ扱えるタフな文房具も相棒として好きだけど、こういう気にかけてあげないといけない繊細な文房具も可愛い~!
#オレンズネロには純正芯シュタイン
Twitterでオレンズネロについて呟いている方が、よく「#オレンズネロには純正芯シュタイン」というタグをつけています。
このタグは、ぺんてるの公式アカウントも推奨しているものです。
要するに、ぺんてる製のオレンズネロのパフォーマンスを最大まで引き出すためには、同じくぺんてる純正の芯である「シュタイン」を使うべし……ということです。
ちなみに、オレンズネロの数量限定パッケージにもシュタインのHB芯が予備で付属されていました。
一般的なシャープペンと比べて特に仕組みが複雑なオレンズやオレンズネロは、シュタインを使った方が良さそうです。
オレンズネロの見た目をチェック
軸の色と芯の太さが選べるオレンズネロの数量限定版ですが、私は軸の色がガンメタルで芯の太さが0.2mmのものを選びました。

ガンメタルのボディは重厚でかっこいい
ガンメタルのボディはパッと見ほぼ黒なのですが、照明の角度によって鈍くブラウンに光り、スチームパンク系の重厚さを感じます。

表面にパールのような粒子があって、さりげなくキラキラ光るところもステキです。

0.2mm芯は細すぎて不安になるレベル
芯の太さに関しては、Twitterのフォロワーさんのアドバイスから0.2mmに決めました。
今までほとんど0.5mmのシャープペンしか使ったことがなかったので、期待と不安が入り混じりつつ購入しました。
芯を出してみると糸のように細く、指で先端を触ると刺さりそうなレベルです。

普通のシャープペンを使うときに指のはらで芯を引っ込めることがあるのですが、この芯の細さでやると「危ない」と感じました。
オレンズネロの使い心地をチェック
実際に使い心地をチェックしてみると、しっかり値段に見合った快適な書き味で、未知のペン先0.2mmの世界を楽しむことができました。
メカニカルペンらしい低重心
製図にも使えるようなメカニカルペンなので、しっかりペン先への重さがあります。
個人的にはずっしりした低重心のペンの方が好きなので、これは嬉しいポイントです。
そこそこの筆圧でも折れない
使いはじめは芯を折るのが怖くて軽めに書いていたのですが、慣れて普通の筆圧で書いても全く折れる気配がありません。
0.2mmの芯なのに安心感を持って書けるのがすごいです。
正しい使い方で筆圧が強すぎなければ、おそらく折れることはないと思います。
細かいタッチのイラストが描ける
私は元々繊細なイラストを描くタイプではないのですが、オレンズネロを使うことで髪の毛1本まで丁寧に描きこむができました。

筆圧をかけても芯が折れないので、強弱をつけて描けるのがとても楽しいです。
細かく書き込もうとしている間、重心のおかげで線がブレにくいのも描きやすい理由だと思います。
今回は付属のHB芯で描きましたが、イラスト用にB以上のやわらかい芯も試してみたいです。
どこまで小さいものが書けるか挑戦してみた
0.2mmの芯があまりにも細いので、どこまで細くて小さいものが書けるか挑戦してみました。

まずは、オレンズネロについて話す女の子を描いてみました。
この女の子……。

1cmです。
今度は、方眼ノートに宮沢賢治「ポラーノの広場」の一節を書き込んでみました。

この方眼の大きさは……。

5mmです。
とても器用なわけではない私でもここまでできたのは、オレンズネロのつくりの精巧さのおかげだと思います。
芯の折れを気にする必要がなく、ノックの必要もないため、作業への集中力がかなり高まり0.2mmの芯を堪能できます。
特にイラストを描く方に試してほしい
なんとなく欲しくなって買ってしまったオレンズネロですが、特に「繊細なイラストや精巧な図を描いてみたい」という方に試してほしい1本だと思いました。
この書き味に病みつきになったら、もう元には戻れそうにありません。

にに
今年買った文房具の中でも、特に「買ってよかった」と思える1本です!
ぜひ試してみてくださいね!
