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フリクションポイントノック、従来品との違いは?比較検証してみた

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2019年9月、パイロットの消せるボールペン「フリクション」シリーズに「フリクションポイントノック」というボールペンが追加されました。

フリクションのボールペンは今までにも数種類売られていますが、その中でも新作のポイントノックは特に評判がいいです。

実際に使ってみると、今まで感じていたフリクションの弱点を解消してくれるボールペンになっていました。

この記事では、フリクションポイントノックを従来のフリクション2種類と比較して、どのように違うのか・評判の秘密を確かめていきます。

目次

私が持っていたフリクション2種類+新作紹介

私がもともと持っていたフリクションは「フリクション3スリム」と「フリクションボールノック」です。

用途によって使い分けていたのですが、私の中では両方にちょっとずつ不満点がありました。

フリクション3スリム

フリクションボール3スリムは、黒・赤・青の3色が1本になった消せるボールペンです。

ペン先は0.5mmと0.38mmがあるのですが、私は0.38mmの方を持っています。

3色が1本で済み、ペン先が細いので小さく書き込めるのがメリットです。

しかし、芯自体が細いためインクタンクの量が少なく、すぐ芯を交換する必要があるのが個人的には不満でした。

フリクションのペン先0.38mmのボールペンって、単色ペンの「フリクションボールスリム」もボディの細さ重視で、インクの量が少なくて使い勝手が悪いんですよね……。

フリクションボールノック

フリクションボールノックは、ノック式の単色ボールペンです。

ペン先は0.5mm・0.7mm・1.0mmの3種類があり、私が持っているのは0.5mmです。

フリクション4よりインクタンクの量が多く、替え芯を頻繁に変える必要がないのが好きでした。

しかしペン先が少し太めで、小さいスペースに漢字を書くときに潰れてしまうことがあるのが不満点です。

学生の頃にフリクションボールノックを使っていたことがあるのですが、B罫のノートに画数の多い漢字を書くと潰れて読みにくくなってしまった思い出があります。

かといって、0.38mmの方はインクをすぐ交換しないといけないですし……。

【新製品】フリクションポイントノック

そして新しく発売したフリクションポイントノックは、ノック式でペン先が0.4mmの単色ボールペンです。

太さが「0.4mm」とあるので、もしかすると前者2つのフリクションの不満点であるインクタンクの量・ペン先の太さの両方を解消してくれるかもしれません。

https://pintopi.com/wp-content/uploads/2020/04/ninitopi-moe-1.png

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表記通りであれば、私にとって一番理想的なフリクションになるはず……!

フリクションポイントノックを見比べてみた

まずは新登場のフリクションポイントノックを、従来のフリクション3スリム・フリクションボールノックと見比べて、外観の違いを確認していきます。

ペン先がシナジーチップに変わった

並べて見比べると、新登場のフリクションポイントノックはペン先が鋭くなっています。

これは、パイロットの他のボールペンから生まれた「シナジーチップ」という技術が使われているからなんです。

原理については理解するのが結構大変なのですが、ざっくりいうと新しいペン先によって書き味が大きく変わったみたいです。

https://pintopi.com/wp-content/uploads/2020/04/ninitopi-speaking-1.png

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詳しい原理を知りたい方は、「文具王」として有名な高畑正幸さんのレビュー「文具王の個人的な観察に基づく「フリクションポイントノック04」の解説|」を読むことをおすすめします。

従来より高級感のある仕上がり

フリクションポイントノックを従来のフリクションボールノックと並べてみると、軸が少し細くなっています。

また、フリクションポイントノックはペン先の周りやクリップが金属になりました。

従来のフリクションボールノックはプラスチックなので、見比べてみると高級感があります。

軸の細さ・金属パーツのおかげで、従来より全体的にスマートなデザインになったような気がします。

インクタンクの量は申し分なし

ボールペンを分解してインクの量を確認してみると、すぐインクが無くなる0.38mmの芯に比べてインクがたくさん入っているのがわかります。

今回は多色ボールペンと単色ボールペンのインクを比較しているので当たり前かもしれませんが、フリクションの場合は0.38mmの単色ボールペンの方もこれくらいしかインクが入っていません。

頻繁にインクを交換する必要がないのはありがたいです。

フリクションポイントノックを書き比べてみた

実際にフリクションポイントノックと従来品ふたつで書き比べをしていくと、買う前にはわからなかったメリットが多くて驚きの連続でした。

インクが黒々としていて見やすい

書き比べて最初に感じたのは、今までのフリクションよりインクが黒々としていること!

シナジーチップのおかげで、インクフローがかなり良くなっているみたいです。

フリクションは一般的なゲルインクボールペンよりインクが薄く見えがちだったのですが、「このインクの濃さなら改めて使ってみたい」という人が居そうな気がします。

線の太さはボールノックとほぼ同じ

ペン先が0.4mmになったことで、0.5mmのフリクションボールノックより細かく書けるようになる!

と考えていたのですが……見比べてみるとほとんど変わりませんでした。

小さい文字を書き込む場合には、これまで通り0.38mmのフリクションを選ぶのが正解のようです。

https://pintopi.com/wp-content/uploads/2020/04/ninitopi-confused-1.png

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「0.4mm」という言葉に期待しすぎていた私にとっては、ちょっと裏切られた気分……。

ペン先に適度な重さがあって書きやすい

フリクションポイントノックを手に持っていて「いいな」と感じるのが、適度な重さです。

従来品はいかにもプラスチックな軽さなのですが、ポイントノックは製図ペンなどによくあるペン先側への重心が感じられます。

こういう重心への気遣いって、お高めのボールペンでしか味わえないものだと思っていたのですが、フリクションポイントノックは数百円で実現しちゃってます。

軽いペンが好きな方にとってはデメリットかもしれませんが、私はズッシリしたペンの方が好きなので嬉しいポイントです。

ぬるぬるの書き心地

シナジーチップのおかげか、インクの濃さだけでなく書き心地もこれまでより良く感じられます。

言葉で表現するのが難しいのですが……今までよりぬるぬるとした書き心地です。

インクフローがよくなったことで、今までのフリクションよりペン先の引っかかりを感じにくくなったのかな……と個人的には考えています。

スマートで圧倒的コスパの新世代フリクション

期待していた「ペン先0.4mm」の細さは実感できませんでしたが、インクの黒々しさ・書き心地の良さ・見た目のスマートさを感じられる最強のフリクションになっていました。

評判の良さにも納得ですし、この完成度の高さで定価が数百円という圧倒的なコスパの高さにも驚きです。

  • フリクションのインクの薄さが気になっていた
  • 見た目が安っぽいのが不満だった
  • 書き心地があまり好きではなかった

という方は不満が解消される可能性が高いので、ぜひ新商品のフリクションポイントノックを試してみてくださいね。

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