私のメイン手帳「CITTA手帳」は、生活の大切なお供といっても過言ではないのですが、その弱点の一つが表紙!
CITTA手帳の中身の表紙は厚紙のため、人によっては長く使っていくうちに、背表紙が破れたり、表紙が端からめくれてしまうみたいです……。
この記事では、そんなCITTA手帳の表紙を補強する方法を、1から徹底解説していきたいと思います。
必要なモノ
CITTA手帳を補強するために用意するのは、以下のものです。
- 製本用の透明カバーフィルム
- ハサミ
- 定規(30cmがおすすめ)
- ハンカチなどの布(ティッシュでも可)
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一つ目の透明フィルム以外は、おうちにあるもので済みそうですね!
製本用の透明カバーフィルム
図書館の本って、表紙がテカテカしたフィルムみたいなもので、おおわれていることが多いですよね?
これって、本の補強のために専用のフィルムが貼られているからなんです。
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私は、近所の東急ハンズで売っていた「ピッチン」を選びました。
大きめの文房具屋さんなら、置いていると思います。
ピッチンは、1つ買えばA5の手帳やノートを8冊補強できるので、他にも表紙が紙製のノートをお使いの方は、ぜひお試しください。
また、CITTA手帳はカバーでおおいますが、他のノートなどで厚紙の表紙をむき出しにして使う場合には、汚れ対策や防水加工にもなります。
手帳やノートがお好きな方であれば、持っておいて損はないかと思います。
ハサミ
どのハサミでも切れるとは思いますが、ピッチンは片面が粘着テープになっているので、ベタつかないハサミがおすすめです。
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私のお気に入りのハサミは、プラスのフィットカーブプレミアムチタン!
このハサミで今までにマスキングテープをたくさん切っていますが、全くベタベタしません。
定規
カバーフィルムを貼っていく際に、空気を抜きながら貼っていくために使います。
15cmだとA5の幅より短いので、30cm定規がおすすめです。
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私は紙をカッターで切るために定規を使うことが多いので、紙をしっかり固定してくれる「ピタットルーラー」を愛用しています。
ただ、今回は固定をするのが目的ではないため、どんな定規でも大丈夫です。
ハンカチなどの布
フィルムを貼り終えたあとに、表面をこすって定着させるために使います。
個人的には、このひと手間で綺麗に貼れるかが決まると考えています。
何気に超重要アイテムです。
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ちょうどいい布が手元にない方は、ティッシュでも大丈夫です。
ティッシュの場合、フィルムの粘着面にティッシュが触れないようにだけ、気を付けてください。
カバーフィルムの貼り方
ここからは、実際に私がCITTA手帳にフィルムを貼る様子の写真を交えて、ポイントを解説していきます。
フィルムの裁断
まずは、フィルムの裁断です。
CITTA手帳を広げて、上下左右2cmずつ空くように、フィルムを裁断します。
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ピッチンは台紙に1cm四方の方眼があるので、定規を使わなくてもだいたいの目安がわかります。
フィルムをしごく
ロールタイプのカバーフィルムは、切ってすぐは丸まっており、作業がしにくいです。
なので必須ではないですが、裁断したフィルムをテーブルの端を使ってしごいておくと、のちのちの作業がしやすいです。
両手でフィルムの両端を持って、テーブルの端に当て、左右にこすりつけます。
こうすることで、切ってすぐの状態よりも丸まりにくいはずです。
台紙を数cm分めくって折り返す
いきなり台紙をべろーんと全てはがしてしまうと、貼り付け難易度が格段に上がってしまいます。
ここは慎重に、四隅の端のどれか1つだけをめくって、台紙にしっかり折り目をつけて折り返すと貼りやすいです。
表紙の角を固定する
ここから貼る作業に入ります。
CITTA手帳を開いて、さきほど折って出てきた粘着部分に表紙の外側の角を貼り付け、固定します。
貼るときは必ず台紙の方眼を確認しながら、2cmずつ空けつつ、まっすぐ貼れるように確認すれば、曲がるのを防げます。
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お分かりかとは思いますが、カバーフィルムは本の外側を保護するフィルムです。
うっかり表紙の内側を貼り付けないよう、お気をつけくださいね!
手帳を閉じて裏返す
ここから定規を使って貼っていくために、CITTA手帳の向きを下の図のように変えましょう。
空気を抜きながら片方の表紙に貼る
いよいよ本番です。
少しずつ台紙をはがしながら、定規を使って空気を抜きつつ、慎重に貼っていきます。
これを、片方の表紙の端までやります。
布で表紙をこする
定規を使って慎重に貼れば、キレイにフィルムは貼れているはずですが、ここでもっとキレイに仕上げるためのひと手間!
【重要】背表紙を貼る
フィルムがぐるっとまわって、背表紙まできました。
背表紙は定規でフィルムを貼るには幅が狭すぎるので、手帳を閉じた状態で、手でフィルムを丁寧に貼っていくわけですが……。
手帳の背表紙の角に合わせてフィルムを折り、少しずつ慎重にフィルムを貼っていきます。
そして、ここからが超重要なポイント!
手帳の背表紙は手帳を開いたり閉じたりするときに、フィルムがかなり浮きやすい部分です。
普通に貼るだけでは、手帳を開いた際に確実にフィルムだけが浮きます。
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この背表紙がCITTA手帳の中でも特に破れやすい部分なので、ここが浮いちゃうと……。
うまく貼れると開いてもこんな感じで、そこそこ密着して浮きにくくなります。
反対側の表紙に貼る
ぐるりとまわって、反対側の表紙まできました。
反対面も、既に貼った面と同じ要領で、定規で空気を抜きながら慎重に貼っていきます。
最後に布でこするのをお忘れずに!
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これで、全面貼り終わりました。あともう少しです!
フィルムを切る
ここからは最後の仕上げです。
下の図のように四隅の角を切りとり、背表紙から1~1.5cm離れた場所から、4か所に切り込みを入れてください。
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CITTA手帳は角が丸いので、丸みに合わせてカットしてくださいね。
フィルムを内側に折り込む
先ほどの図のとおりに切れていれば、片方の表紙の周りに3か所ずつ、台形の形をしたフィルムがはみ出ているはずです。
そのフィルムを、内側に折り込んで貼ってください。
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フィルムを2cmずつ余分に大きく裁断したのは、このためです!
余分なフィルムを切りとる
最後に、背表紙の上下の余分なフィルムを切りとれば完成です。
補強完了したCITTA手帳の写真
今のような手順で補強した、私のCITTA手帳がこちら!
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かなりキレイに貼ることができました!
CITTAノートには必要なさそう
ちなみに、私は2020年から販売開始したCITTAノートも愛用しています。
せっかくだし、CITTAノートも同じように補強しよう!と思ってカバーを外してみたら……。
CITTA手帳と違い、既に表紙が光沢質で、何らかの加工が施されているように見えます。
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なんとなく丈夫そうなので、このまま使ってみることにします。
使い始める前がおすすめ
手帳が破れてから補修するのって、けっこう大変だと思います。
事前に対策をうっておけば、のちの自分が楽になるはずです。
特に表紙を補強するのにベストなタイミングは、CITTA手帳を使い始める前だと思います。
インデックスシールを貼る、ペンホルダーを用意する、カバーにセットする……などのCITTA手帳の準備の一環に、表紙の補強を組み込んでみるといいかもしれません。
にに
まだCITTA手帳がキレイなうちに、ぜひ試してみてくださいね!
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